はら小児科

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■ 「ことば」のお話
更新日: 2009/3/24(火)
すっかり暖かくなってきました。この頃になるとカブトムシの幼虫がさなぎになる準備を始めるんですよね。蛹室と言われる卵形のお部屋を作って、その中でじっとしています。ときおり体をくねらせながら、眠っているようです。

今回は「ことば」の問題。よく外来でおとなしい子供を見かけます。恥ずかしがって喋らないことがほとんどですが、喋れなくておとなしい子がたまにいらっしゃいます。年齢を見ると2歳前後。お母さんによく聞いてみると「ママ、抱っこ」「パパ、あっち」などと単語を二つつなげて話すことはできる…そうであればほとんど大丈夫。

なかなか一概には言えませんが、経過を見るのも3歳までを目安にします。喋らない、喋れない原因は多々あると思われます。我々が英会話教室でなかなか英語を喋るまでに時間がかかるが、海外留学などで外国に数ヶ月滞在すると必要に迫られて聞けるようになる、やがて喋れるようになるのと似た状況がひとつ。要するに言葉の環境が整っていない状態だと、言葉の遅れが出てくるようです。集団生活を進める事で詞がみるみる出てくるようになることが多いようです。

喋りたくても言葉を出すことができない状態がひとつ。喋りだしは「ママ」よりも「パパ」と言うことが多い。これはマ行よりもハ行、パ行やバ行が喋りやすいから。マ行は鼻から息を抜きながら喋らないと難しい、テクニックが必要な単語です。いつも鼻が詰まった状態、いわゆる副鼻腔炎(昔でいう、ちく膿)や鼻炎などの基礎疾患があるといつまでもマ行が言えないことがあります。

それから先天的な(生まれつきの)病気による脳神経系の連絡未熟によるもの。聞こえる言葉を頭の中で聴いて、理解して、喋る。この一連の動作をスムーズにできないことが、それら病気の中にはあることがあります。痙攣を伴ったり、発達が遅れたりします。2歳から3歳までにはだいたい見分けることができます。

いずれにしてもコトバの準備期間として3歳まではなるべく話しかけること。たくさん言葉を聞かせることが大切だと思います。もちろん、原因が何かを突き止めて話しやすい環境を提案していくのが小児科医の仕事ですから、心配な時はかかりつけ医に相談してくださいね。

              マルコポーロ2005年5月より

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