「ヘルパンギーナ・溶蓮菌感染症」のお話

39度の発熱が2日間持続して、のどが痛くなる「ヘルパンギーナ」が多くなってきています。相変わらず「溶蓮菌感染症」も流行は続いているようです。どちらものどの痛みと発熱が特徴です。

「ヘルパンギーナ」はウイルス感染症で抗生剤が無効です。発熱は39度前後。ほっといても2日で治る病気です。赤ちゃんでは「よだれ」が多くなったり、機嫌が悪くなることが多いです。のどの奥に水泡を作るために痛みがあります。
一方「溶蓮菌感染症」は細菌感染症で抗生剤が有効です。発熱は38.5度前後と「ヘルパンギーナ」に比べて若干発熱は低いようです。何もしなくても1日で解熱します。さらに元気になったからと途中でお薬をやめてしまうと再発することがある、また合併症である腎臓の炎症を引き起こすことがある病気です。経過を通して元気です。
いずれものどの状態を見れば一目瞭然の病気ですので、怪しいなと思ったら受診するようにしてください。

マルコポーロ2004年7月より